お見合いで意気投合したと思って初めての遊園地デートに誘ってみたら間延びしてしまいお互いにぐったりしたことがある、付き合いたての婚活女性を楽しませようと思って半日がかりのデートを企画したのに予定が狂ってしまい微妙な空気になった……とお悩みになったことがある方もいるのではないでしょうか。
親しくない段階でのデートは疲労感が強くなる

長時間デートに誘うのが最も危ないタイミングとしては、まだ2,3回程度しか顔を合わせておらず初対面とほぼ変わらない程度の時期が挙げられます。
この段階ではまだお互いに把握していないことの方が多く、良い方向・悪い方向のどちらにも転ぶ可能性があります。
お相手の方の好みがよくわかっていなければデートを提案した側も神経を使いますし、まだ打ち解けていない相手と顔を合わせるのであれば当然お相手の方も強い緊張感を抱きます。
食事デートのような短時間のプランと比較すると、長時間デートは長く拘束されるので息をつく余裕もありません。
強い緊張状態が長時間続くとそれは心身の疲労に繋がり、特に欠点が目につかなかったとしても「会うと疲れる人」というマイナス印象を与えかねません。
長時間デートはプランの組み立てが難しい

仮交際中のようなまだお互いを知っていく段階のデートでは、1時間から3時間程度の比較的短い時間で終わるデートが無難です。
レストランやカフェデートではお店を予約してそれに合うように合流し、食事と会話を楽しんでから解散(あまりにも早く食事が終わった場合は軽く近場を散策するのもあり)という流れになるので全体のデートプランも管理しやすいです。
ところが半日がかりのデートのような長丁場となると、ひとつの目的地だけで粘るのは難しいものがあるので飲食店をはしごしたり目的のデートスポットから移動するといったことも行われるでしょう。
その場その場で柔軟に対応できれば良いのですが、長時間の中で複数箇所を移動するデートでは時間管理の難易度は大きく上昇します。
短時間で終わると思ったプランが想像以上に長引いてお相手の方の予定を狂わせたり、その反対に予定よりも大幅に早くデートスポットを味わい尽くし時間を持て余したりすると締まりのないデートに思われてしまいます。
良くも悪くもじっくりと人物をチェックされる

1,2時間のお見合いや食事デートと比較して、長時間一緒にいられるデートではお互いに多くのことがわかります。
例を挙げると気遣いの有無や金銭感覚、自然状態での表情、周囲の人にどう振る舞うか、疲れた時の様子などです。
そのため結婚を決意するまでには長時間デートは1回は行うことをオススメします。
しかし、仮交際したてなど浅い交際の段階では、様々な面が知れることが良い方向にも悪い方向にも大きく影響します。
真剣交際に進み本気で恋人との将来を考えている間柄であれば、長時間デートで少し悪い面が見えたとしてもこれまでの交際で蓄積されたその人の良い面によってある程度印象は緩和されます。
ところが初対面とほぼ変わらない段階ではお相手の異性はより慎重に人となりを見定めようとするので、良い面もチェックされるもののそれ以上に悪い面にも目が向きやすくなります。
これまでに良い印象を多く与えていなければ悪い印象はなかなか覆すことができないため、知り合って間もない頃に長時間デートに誘うのはリスクが高いと言えるでしょう。
与えたマイナス印象がお断りを後押しすることがある

これまでに述べた通り長時間デートは仲の良いお相手と交際が深まってからするには楽しみも大きくなりますが、お互いに知らないことが多い状態ですとデメリットの方が多くなります。
慣れない人間関係でのデートでは、常に最高の自分を発揮できるとは限りません。
身だしなみや予定配分でミスがあったり、思わぬことでお相手の方を不快にさせてしまうこともあるかと思います。
一般的に他者の失敗は既に友好的な関係を築けていたのならばすんなりと許すことができ、そうでない場合はより悪感情を高めてしまうものです。
長時間デートで一緒に過ごすうちに「好ましくない面がある」とお相手の方が感じ取ってしまうと、そこから先は「○○な所も良くない、☓☓が気がかりだ」などと悪い面ばかりが目についてしまうため好感度を後から上げることも難しくなるのです。
まとめ

以上、誘うならタイミングが重要! 交際が深まるまで長時間デートがオススメできない理由とは? についての内容でお送りしました。
長時間デートはお相手の方にかかる負担が大きくなりやすいことや、知らず知らずのうちにミスをしても気づけずに交際終了を言い渡されやすいことからお互いのことを探り合ううちは避けた方が無難です。
一方で本交際のように関係が深まったお相手とならば楽しめる可能性も高くなってくるので、それまでは食事やカフェデートを中心に比較的短い時間で楽しめるデートを計画してみましょう。