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自分よりも親の方が婚活に熱意がありそのことを異性に見透かされてお断りされることが多い、交際経験がなくお見合いのための服や床屋は全て親に選んでもらったりお見合い時に親が後ろからついてきたりするが人から「おかしい」と言われる……などの経験がある方もいるのではないでしょうか。
結婚相談所費用や服代など婚活費用を親から出してもらっている

子供をなんとしても結婚させたいと考えていると、家族が婚活費用を負担するケースも見られます。
具体的な例としては家族が強引に結婚相談所に入会させたり、「お金をあげるから行ってきて」などといってお見合いをする前に美容院に行かせたりといったものが挙げられます。
婚活費用を親に出してもらう状態が当たり前になると、子供は支配され親の言う事を聞かなければいけない気持ちになっていきます。
お金を出してもらったから婚活をやらなきゃいけない、ここで止めたらこれまで負担をしてくれた家族に迷惑がかかる、といった具合です。
この場合婚活する動機が「親にお金を出してもらったから仕方なく」など受動的になることが多く、それが出会う異性には熱意がないように見えてお断りに繋がりやすくなります。
婚活を始めたキッカケが親や家族の気持ちを汲むため

婚活を始めようと思うキッカケはそれぞれです。
現在の生活を変えたい、好きな人がほしいといった主体的なものや、友人の幸せそうな結婚ラッシュに触発されてなど周囲の人間に影響されて婚活を始める場合はあまり問題はありません。
ですが家族の気持ちに応えるために婚活をする場合は、その主体性の無さや共依存関係が出会う異性に見透かされやすいです。
一例としては次のようなものが挙げられます。
・「結婚しろ」と言われたから婚活をしている
・「子供(孫)が見たい」などと家族にうるさく言われる
・結婚相談所の入会費を出してもらったから仕方なく活動している
・「今まで育ててやったんだから家庭を持って将来は親の介護をしろ」と言われそのために婚活している
・「結婚していない人は未熟者」などと家族に囲まれ圧力をかけられ婚活を始めた
上記のような背景があり、自分で納得できずに婚活を強いられる場合は婚活にも熱が入りにくいです。
異性に良く思われなくても改善する意欲が湧かなかったり、家族がいいと思った相手でもご自分がいいとは思えない異性とのやり取りはモチベーションも上がらないので、自然と縁も遠のいてしまいます。
お見合いやデートがある度に親に報告・相談する

もし家族と同居しているのであれば、子供がどんな異性と出会っているかは家族の立場であれば多少は気になるところです。
しかし婚活をしているということは年齢を重ねた大人ですから、一般的には家族があれこれ口出しするものではなくなります。
お見合いやデートがある度に親に内容を報告したり、相談する習慣がある方は共依存状態に陥っている可能性が考えられます。
人生経験は親や家族の方が多く積み重ねているため、時には助言を求めるのも有効ではあります。
ですが婚活・結婚は家族ではなく本人同士が特に強く結びつくものですので、家族の意見を鵜呑みにすると交際関係が間接的に家族によって支配されていきます。
お相手の方はこちらの家族ではなく、本人の意見を知りたがっていることを忘れないようにしましょう。
デートをしている最中にこまめに親や家族とやり取りをする

交際に問題が生じた時お相手の方とは話し合わず親に相談する

交際中全くトラブルがないカップルは少数派で、大抵の場合は躓いたり悩んだりすることがあります。
そんな時交際中のパートナーに相談せずに、まず親に相談する方は共依存関係が疑われます。
トラブルが生じているのはこちらとパートナーの方の間ですので、その問題の種類にもよりますが家族は関係ないことが多いです。
そこで親に助言を求めても、状況が正確にはわかりかねますし当然お相手の方とは考え方も異なるので期待される解決策が提案される期待は薄いです。
参考までに親や家族に意見を聞くのはありですが、あくまでも第三者の意見に過ぎないということは念頭に置いておいてください。
いつもお相手の方でなく親や家族に相談していると、「結婚したら自分だけが家族で孤立する」「トラブルが起きた時に味方になってくれる人が誰もない」といった理由でお断りされやすくなることは覚えておきましょう。
親の言いなりになることと親孝行を混同しない

共依存関係に陥っている子供側は、幼い頃から親や家族の言いなりになる状態が続いていることが多いです。
言うことを聞かないと手や言葉による暴力があったり世話をしてもらえなかったりすると、自分の考えがあったとしても親や家族の意見に従いがちです。
注意すべきなのが、「親の意見を聞いていれば親孝行になる」と考えてしまっているケースです。
親と子供は別人格ですし、本人を取り巻いている社会も年々変化しています。
価値観も時代と共に変化していきますから、親と子供では様々な部分で意見が食い違うことは珍しくありません。
そこで親の機嫌を損ねないことで親孝行をした気分になっていると、自分の意思を捻じ曲げることが癖になり共依存関係は脱せません。
何でも親の言いなりになるのと、親孝行は別だと認識することが大切です。
言いなりになって行動するのは親孝行ではなく、家族に支配されているだけです。
家族を軸に考えず自分で考え行動して、余裕がある時に家族を大切にするのが自然な親子関係と言えるでしょう。
反対されてでも物理的・精神的な距離を置く

共依存関係を改善したい、近い家族関係が原因で婚活を失敗したくないと考えた時は、親や家族に反対されてでも距離を置くことが有効です。
ここでいう距離とは住む場所の物理的距離な面と、顔を合わせたり連絡する頻度など精神的距離な面のふたつを指します。
共依存家族は常に親子でいる状態が当たり前になっているので、子供側から距離を取ろうとすれば大抵は反対してきます。
同情を引こうとしたり、反対にこちらを貶して家から出ていく意欲を削いでくるタイプの方もしばしば見られます。
説得で身を引いてもらえれば楽ですが重度の共依存の場合はひと悶着あるケースが多いので、自立したい気持ちがあるのであればこちらから行動を起こすしかありません。
実家から1,2時間はかかるような気軽には来られない場所で、一人暮らしを始めるのが最もオススメです。
すぐに一人暮らしができない場合は顔を合わせる時間を減らしたり、親に意見を聞くのをやめる、自分のことは自分でやる(服を選ぶ・デートプランは自分で決める)などをして距離を取るようにするといいでしょう。
親(家族)がどう思うかではなく自分自身やパートナーがどうしたいかを考える

共依存関係に陥っている方は何かを行動する時、親(家族)がどう思うかを考えてしまう傾向にあります。
婚活シーンでありがちなのは、この異性は親から見て問題がないか、親から見てこのデートプランで恥ずかしくないか、新しい服や髪型に挑戦して親に小言を言われないだろうかなどが挙げられます。
もし親が何か意見を言ったとしても、それは親の意見であり婚活で出会う異性の意見ではありません。
親や家族の目から見て問題はなくても、異性から見て印象が良くなかったり今ひとつと感じられる面もあるかもしれません。
婚活で特に結びつきが強くなるのは、婚活をしている本人同士です。
パートナーよりも親の意見を優先していては、パートナーは将来的に家庭の中で孤立しますし新しい家庭を持っても結局親の支配から脱することはできません。
危機感を抱いているのであれば、親の意見はあくまでも最後に参考として聞くに留める程度にした方がいいでしょう。
それよりも優先すべきはご自分とパートナーの意見です。
婚活や結婚生活において、お相手の方はこちらの親ではなく本人を最も頼りにしています。
そのことを忘れず、常にパートナーを支え不安を取り除くほどの気持ちを持ってあげることが大切です。
まとめ

以上、距離感の近さが「お断り」の原因に! 共依存親子の婚活スタイルの特徴と自立のための対策は? についての内容でお送りしました。
共依存関係の親子の婚活はその距離感の近さに異性が萎縮してしまったり、本人の主体性の無さが見られなかったり話し合いにならないなど、お断りになりやすい要因がいくつもあります。
子供の頃から共依存状態が染み付いて当たり前になっていると、今の関係こそが共依存だと気づくことが難しい方もいます。
ご自身を振り返って少しでも思い当たる節がある、家族からの圧力に苦しむことがあったと感じた方は、本ページを参考に少しずつ行動や考え方を変化させてみるといいかもしれません。