
目次
お互いに共働き希望で結婚したのに結婚後パートナーがパート勤務になり家計が火の車になった苦労話を知人から聞いて不安になった、1人の収入ではやっていけないので妻にもフルタイム労働をお願いしたいが結婚したなら家事育児も全部完璧にやってほしい……と思ったことがある方もいるのではないでしょうか。
どういった形態で共働きしたいかは必ず話し合う

共働きといっても現在は様々な働き方がありますし、得たい収入帯によってしなければいけない仕事量は変わってきます。
そのためどういった勤務形態で共働きにするのかは、結婚する前に必ず話し合っておきましょう。
例えばフルタイムで正社員として働くのと、週に数回短時間でアルバイトをこなすのでは収入だけでなく家事に費やせるリソースにも差が出ます。
正社員でフルタイムで働くことに加えて家事や育児を完璧にこなすのは困難と言えますし、小規模な自由業や時短パート勤務であれば正社員ほど拘束時間が長くないので家事や育児をする時間的・精神的・肉体的余裕も少し生まれます。
働き方は暮らしの仕方と収入の両方に直結するので、破綻のないプランを2人で考えましょう。
共働きなら家事も5:5で行う

労働は夫婦で行っているにも関わらず、家事・育児の大部分を負担するのは妻側だというケースは多いです。
男女では育児休業の取得率も大きく差がありますし、社会の構造上妻側に負担がかかりやすいのは事実でもあります。
しかし共働き家庭でこなす家事量のバランスが大きく傾くと不和の元になるので、穏やかな家庭を作るためには男性の家事育児参加は必須と言えます。
掃除はリビングや風呂など共用部は夫婦で協力して行うだとか、生活時間帯が夫婦でズレている場合は自分の食事は自分で準備をするなどするとどちらか一方に負荷がかかることを防げるでしょう。
また現在は高機能な便利家電や宅配ミールキット、家事代行など家事を楽にするためのアイテム・ツールも色々充実しています。
収入が多いことが共働きのメリットなので、必要に応じて積極的にそうした時短アイテムも導入することをオススメします。
負担が大きい以上妥協は必要

日中働いた上で帰宅後に家事や育児をこなすのはハードワークで、担当してくれる方には大きな負担がかかることは忘れないでおきましょう。
共働きをお願いしつつお相手の方に家事や育児をお願いする場合は、どこかの部分で妥協をしなければいけないことも出てくるはずです。
人の体調は一定ではないので体調を崩すこともあれば、仕事の繁忙期で余裕がなくなってしまう時期もあります。
そうした余裕がない時期はコンディションが良い時と同じ力が発揮できるとは限らないため、家事まで手が回らなくなっても厳しく指摘をしないよう気をつけましょう。
労働時間が長い以上掃除などがこまめにできなかったり料理に手間がかけられなくなるのは仕方がないことなので、汚れが気になったら自発的に掃除する、品数が足りなければご自分で買い足すなどの工夫をするといいですよ。
『絶対この働き方でなければいけない』という考え方を捨てる

結婚生活は基本的には同じような毎日の連続ではあるものの、時には転勤や妊娠などがキッカケで生活環境ががらりと変化することもあります。
また長く働いているうちには体力の低下があったり病気にかかったりして、これまでのように働けなくなる可能性も考えられます。
「結婚してもずっと○○で働いてほしい」とお考えの方は婚活でもしばしば見られますが、本当は働きたくても適した職場が見つからなかったり体調が変化して毎日フルタイムで働くのが難しくなるケースもあります。
譲れない考えを持っていると将来の生活変化に対応できず不和になりやすいので、「フルタイムで働き続けるのがベストだけど転勤後は慣れない環境だし負担が少なそうな仕事をしてほしい」「生活できる分のお金はこちらが稼ぐから、あなたは自分のお小遣いや貯金を増やす程度に働いてもらえるとありがたい」といった具合に柔軟さを持つことが必要です。
感謝・労いの気持ちを言葉やプレゼントで表す

まとめ

以上、ただ「働いてほしい」はNG! 共働きをお願いする男性が心がけたい5つのこととは? についての内容でお送りしました。
働いてもらう時間が長くなると収入が増える一方で家庭内を整える時間は少なくなり、短時間労働ではそこそこの家事をする余裕は生まれるものの安定した高収入は望めなくなりどちらも一長一短です。
フルタイムで働いてもらい家事や育児までお願いすることは、キャパシティの面で現実的とは言えません。
共働きをお願いする際は家事を効率化するツールを揃えてあげたりより安定して家庭経済が回るようにご自身のキャリアアップを計画するなど、協力の姿勢を示すことが大切です。