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慎重派でリサーチを絶やさずに婚活しているはずなのになぜか出会いが上手くいかない、良かれと思って自分なりにコミュニケーションの仕方を考えているのに婚活デートで嫌悪感を表されることが多い……とお悩みになったことがある方もいるのではないでしょうか。
自分なら好条件の人と結婚できて当たり前

婚活をするメリットは、生活圏内で出会えないような素敵な異性との出会いの機会が作れることです。
ネットを介して異性を探せる婚活サービスですと、条件を絞り込んで好みのスペックの異性を容易に検索できます。
時には非常にスペックが高い方や理想を超えるほどの方がヒットすることもありますが、ここに注意点があります。
婚活をしている方は常に仕事や自分磨きなどで努力をしていることが多いとはいえ、自分ならすぐに好条件の方と結婚できて当たり前とは思わないようにしましょう。
例えば「自分は40代中盤で25歳までの美人な女性と出会いたい」「自分は現在家事手伝いの35歳で結婚後も専業主婦希望だが結婚するのは同い年までの男性がいい」などです。
絞り込み検索をして好条件の異性を見つけ出すこと自体は、そこまで難しくありません。
ですがその理想的な異性が、こちらを好きになり結婚を約束してくれる保証はないのです。
一般的に、婚活では男女共に年齢が高くなるほど不利になり選択肢が少なくなっていきます。
婚活市場の動向を把握しながら、ご自分の立ち位置に合わせ必要に応じて条件を緩和することも必要になってくるでしょう。
(自分が)たくさん話せて有意義な時間になった

婚活では時に、初対面とは思えないほど話が盛り上がることもあります。
その時は、たくさん話ができて有意義な時間になったと誰もが思うことでしょう。
ですがそう感じたら、お見合いやデートをしている時にお相手の方は自分の話ができていたかを振り返ってみてください。
話をしようとしているところをこちらが遮ってしまったり、マシンガントークで話す隙を与えなかったりするとお相手の方は聞き役に回るしかなくなり不満ばかりが溜まります。
そうするとまた会いたいという気持ちになるのは難しくなるでしょう。
気づけば自分だけが話していた、という状況にならないよう、自分が話したら相手に話題を振る、交互に発言することを意識するなどを心がけてください。
いつも最善の選択をしており自分は間違わない

婚活をしている誰もが、常にその時できる最善の選択をしていると感じているかと思われます。
婚活で有利に立ち回れる期間には限りがありますから、ミスをして時間をロスするのは避けたいはずです。
ところが「いつも自分は正しい選択をしている」と考えるのは落とし穴でもあります。
自分では正しいと思っていても、お相手の方や世間は間違っていると認識しているケースは決して珍しいことではないからです。
例えば、良かれと思って初対面からボディタッチの伴うエスコートをしていたのに、相手からは萎縮されてしまったりですね。
エスコートは快いデート環境に整えるために必要ではありますが、初対面で手を取るなど肌が接触するエスコートは遠慮したい方もいます。
婚活シーンに限らず自分を成長させたいのであれば、常に自分を疑う姿勢を持ちましょう。
「この振る舞いはいいと思ってやっているが必ずしも正しいとは言えないかもしれない」「完璧な自分にも気づいていない穴があるかもしれない」と考える癖をつけると、成長が止まるのを防げます。
自力で人生を切り開き自信を持っている人ほど陥りやすい思考のミスなので、時には立ち止まり自分自身に目を向けるといいですね。
デート中トラブルがあったがいいハプニングになった

気をつけていても時にはデートで失敗してしまうこともあります。
そんな時、「トラブルはあったけどいいハプニングだった」とポジティブすぎる思考を持っている方は気をつけてください。
ご自分の中では良いハプニングになったかもしれませんが、お相手の方もそう考えているとは限らないからです。
当然ながら、トラブルだらけのデートよりも快適なデートの方がお相手の方に好印象を与えやすいです。
例えば天気予報は晴れだったのに急に雨が降ってきてプランを変更することになった、など不可抗力なものでしたら「運が悪かった」としか言いようがありません。
ところが「飲食店に行ったら休業中だった」「道に迷って長距離を歩いた」など防ぎようがあるトラブルの場合は単なる準備不足としてマイナスに捉えられる可能性が高いです。
トラブルまで楽しむ余裕のある心は素晴らしいですが、デート前は念入りに準備をして防げるトラブルは発生しないよう努めることが望ましいです。
身だしなみのケアは当然できている

コミュニケーションを伴う場面では身だしなみはとても重要です。
婚活ですと手を繋いだり対面で食事をするなど、ビジネスシーンよりも他者との距離が近くなるのでより一層身だしなみに気を使う必要があります。
しかし、毎日風呂に入ったり歯を磨いたりするのは当たり前だと思う方もいるかもしれません。
風呂に入る、髪を洗う、歯を磨くなどは最低限のケアであり身だしなみ以前の問題です。
上記のことはできているのが前提と捉えられるので、清潔感を出すためには更に隅々まで気を使うといいでしょう。
基本的なケアに加えて、以下のような部分まで注意することで清潔な印象を与えられるようになります。
・顔周りにあまり髪がかからない髪型
・髪のベタつきや傷みをケアする
・伸びている眉毛やヒゲ、手など見える部分の濃いムダ毛の手入れ
・体臭や口臭、洋服臭を極力なくす。香水はつけすぎない
・虫歯や歯周病など口内コンディションの改善
・くたびれたり汚れのないキレイな服を切る
・ボロボロに傷んだカバンや靴は新調するか修理に出す
自分の長所はできるだけたくさんアピールした方がいい

異性に積極的に近づいていける自分はコミュニケーション力が高いと思う

異性に積極的に近づいてコミュニケーションが取れることは、出会いの機会も多くなるため婚活では有利になりやすい要素です。
しかし勘違いしやすいのが、仲良くなるために馴れ馴れしく接したり一方的に話しかけたりするなどの行為です。
こうした圧を感じさせるコミュニケーションのやり方は、真剣に結婚相手を見つけるための婚活の場では不誠実な印象に受け取られることが極めて多いです。
お相手の方が少しずつ距離を縮めたいと考えているのに、それを無視して強引に近づこうとしてはコミュニケーション力が高いとは言えません。
仲良くなるには人それぞれペースがありますから、いきなり馴れ馴れしい態度で接したり強引に距離を縮めようとするのはやめましょう。
自然体を大切にしたいから交際中でも自分のペースは崩さない

婚活をしている方の多くは、仕事や趣味など打ち込めるものを持っています。
趣味や仕事を大切にすると生活にメリハリが出たりリフレッシュできるなどのメリットがあります。
ですが婚活中でも自分らしさを大切にしたいから、と自分のペースを頑なに崩さない方は結果が出るのが遅れがちです。
生活圏が離れた人同士が出会う婚活では、日常生活でお互いが顔を合わせることはないので二人で時間を作ってデートやメッセージでやり取りをするのが基本となります。
そこで趣味や仕事ばかり優先する人は、デートの回数を確保しづらくお相手の方の中での優先順位が下がりお断りされやすくなります。
大切にしているものがあるのはいいことです。
しかし婚活は結婚相手を見つけることが第一の目的ということを忘れずに、時には自分の時間を削ってでも好意を持ったお相手の方と過ごす時間を作ることが望ましいです。
自分が楽しめるデートなら相手も楽しめると思う

デートの提案は、婚活の中でも特に気を使うところのひとつです。
交際は自分主導になりがちでデートプランを提案することが多い方の中には、「自分は楽しめたから相手も楽しんだに違いない」と考える方もいます。
お相手の方の希望を聞いて、なるべくそれに合ったプランを提案している方でしたら特に問題はありません。
ですが何でもご自分一人でプランを決めている方は、そのデートが本当にお相手の方も楽しめているのかよく考えることをオススメします。
配慮ができる方だとこちらの顔を立てるために「楽しかった」と言ってくれることもありますが、独断で決めるデートはそもそも印象がよくないことを覚えておきましょう。
人の価値観や好みはそれぞれですから、デートプランはひとりで決めず二人で意見を出し合って決めた方が二人にとって有意義な時間になりますよ。
まとめ

以上、思い込みは失敗の元! 婚活中お断りに繋がりやすい勘違いポイント9選 についてお送りしました。
それなりに長く人生を積み重ねていくと、婚活に限らずあらゆるシーンでご自分なりの攻略法や成功・失敗パターンなどが出来上がってくるものです。
困難を突破した経験が多い方ほど問題解決の面で自信はついてきますが、その自信を一切疑わないと思いがけない場面で躓いてしまうおそれがあります。
「自分にも間違いはあるかもしれない」「良いと思ってやっていたことが実は逆効果なのかも」と自分を疑ってみる姿勢も時には大切です。
伸び悩んだ時は普段の考え方を振り返って、都度補正を加えていくといいかもしれません。