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悪い癖とはわかっているけど昔からカッとなりやすく恋人とは喧嘩別れすることが多かった、今までの失敗パターンを振り返ると自分が相手に怒って以降関係がギクシャクし自然消滅する「お決まり」の流れがある……とお悩みになったことがある方もいるのではないでしょうか。
怒りを顕にすると人間関係が悪化する

当然のことながら、すぐに怒り出して長い間根に持つような方や烈火のごとく怒りをぶつける方は婚活で良い印象を与えられません。
その場にいるお相手の方も居心地が悪くなってしまいますし、怒りが激しい姿勢からは精神的に厳しい結婚生活をも連想させるからです。
ネガティブな感情を少しぶつけてしまっても、即フォローできる場合ならば最初のうちはお相手の方も受け入れてくれるかもしれません。
しかしそのフォローもできなかったり、怒りをぶつける回数が増えていくとお相手の方の中では「これ以上の関係は続けられない」という判断に傾きます。
怒りっぽい方にとって怒りは身近かつ手軽なストレス発散方法ではあります。
しかしその感情によってマイナスに傾いてしまったお相手の方の気持ちを取り戻すには、非常に大きな労力がかかることを覚えておきましょう。
結果が遠のき更にネガティブ思考になる

感情の波によって状況把握がうまくできなくなる

人は強い怒りを感じると、周りが見えにくくなり状況把握がうまくできなくなります。
怒りの感情が強い人は、一時の感情に振り回されて時に普段ではまずやらないミスを勢いで行ってしまうことがあります。
婚活シーンでは、例えば次のようなものが挙げられます。
・相手に求める条件が都度厳しくなっていく
・周囲に人が大勢いる状況で怒りを顕にさせお相手の方を不快にさせる
・本当は婚活を続けたいのに勢いで婚活サービスを退会する
・現実的な理想があるにも関わらず手当たり次第異性に会う
・感情が冷めないまま長すぎるメッセージや攻撃的なメッセージを送る
・交際を続ける意志があってもお断りを告げたり相手を試すようなことを言う
怒りに任せた行動から良い結果が生まれることは、基本的にはありません。
特に婚活では良縁を自ら手放してしまったり、異性と繋がるためのキッカケをなくしてしまうなど非常にデメリットが大きいです。
怒りで状況が好転する機会は少ない

怒りっぽい方の中には、取り敢えず怒っておけばなんとかなると考えている方もいるかもしれません。
しかし実際には、怒りを表すことによって状況が好転する機会は少ないです。
確かに相手を厳しく責めれば、ただ黙っているよりもこちらの都合通りに事が運ぶ期待が生まれますよね。
仕事のシーンで考えてみると、厳しく叱責を重ねられた部下は放任された部下よりも言うことをよく聞き仕事ができるように見えるものです。
ところが婚活での人間関係は、仕事での人間関係と同じわけにはいきません。
怒りをぶつけられたお相手の方は、多数の候補者同士を比較し望むなら簡単に去ることができるからです。
怒りの矛先が例えばお店や今の状況などお相手の方以外の場合でも、怒りの作用にはデメリットも大きいです。
その場面は丸く収まったとしても、それを見ていたお相手の方は必ずしも良い気分になるわけではない点に留意しましょう。
何に対して怒りを感じているのか明確にする

怒りを感じた場合、それを表に出す前に一旦時間を設けることで冷静さを取り戻すアンガーマネジメント方法はよく知られています。
日頃から怒りっぽい方は、どんな状況で怒りを感じやすいのか考えてみるといいでしょう。
例えば無計画に行動した結果デートで失敗するとか、パートナーに丁寧に連絡しているのに返信が貰えていないとかですね。
怒りの原因を明確にした後は、その状況が発生しないように自分なりに対策を考えましょう。
上記の例に合わせるとデートで使うお店が決まったら予約するようにしたり、取り敢えず返信は1日ほど待ってみてから体調や忙しさを心配したりです。
怒りの中には前もって対策することで防げるものもありますから、不快になる原因は予め遠ざけておくのがベストです。
言葉で伝える前に言われた相手の気持ちになって考える

好感があり交際を続けたいと思っている相手に対しても、時には怒りを覚えてしまうこともあるかと思われます。
お相手の方は全く別の人間なので、必ずしもこちらの思い通りに動いてくれるわけではありません。
ですがそこで怒りをぶつけてしまうと、こちらは交際を続けたいと思っていてもお相手の方の交際意欲が折れてしまうのはよくあることです。
話の途中などで機嫌が悪くなることがあったら、発言をする前にそれを言われた相手の気持ちになって考える癖をつけましょう。
例えば、夜通話をする約束をしていたところ急に仕事が入り、別の日にしてほしいとお願いされたとします。
そこで機嫌を悪くして「話せないならもういいです」と言うのと、「残念ですが◯曜以外は空いてるので都合がいい時に連絡してください」と言うのではお相手の方の中での印象が大きく変わります。
反対の立場でも、もう話したくないと言われるよりは空いている日に連絡がほしいと言われた方が気が楽になることでしょう。
一時の怒りを我慢すればそれが原因で仲がこじれることもなくなるので、円満な人間関係を築くためにも相手の気持ちになって考える癖はつけておくことをオススメします。
ポジティブな方向からも考える

怒りを感じやすい方は、あらゆる物事に対して否定的な方向から考える癖ができていることが多いです。
例えば相手の遅刻に対しても、理由を聞く前から相手は自分に関心がないとか、関係を軽んじているなどと思い詰めることがよくあります。
そうした思考の癖がある方は、ネガティブな気持ちになった後は逆にポジティブな方からも考えることを習慣にしてみてください。
上に挙げた例ですと、相手が遅刻するならこちらも急がず待ち合わせ場所に行けるとか、余裕を持ってしっかり身だしなみチェックをしたり暇潰しに買い物ができるなどですね。
ポジティブな方から物事を考えているうちに怒りは鎮まっていくので、感情を他者にぶつけることも防げます。
怒りが収まるまで連絡をしない

怒りに任せてなんであんなことを言ってしまったんだろう、と後悔したことがある方も少なくないかもしれません。
怒りからついきつい言葉を使ってしまったり本心とは全く異なることを言ってしまうのが心配な方は、怒りが収まるまで連絡をしないのもひとつの手です。
口は災いの元という諺があるように、勢いで発言をしてしまう方の場合は沈黙することが人間関係を維持するための対策として役立ちます。
デートで怒りを感じることがあったり、メッセージの内容でネガティブな気持ちになった時は短い間お相手の方と距離を置くといいですよ。
ただし間隔が空きすぎるとそのままお断りの流れになることが多いため、冷却期間は数時間から1,2日程度を目安にしましょう。
その場しのぎの場合なら全く別のことを考える

もう会うつもりがないお相手の方に対して怒りを感じることもあるかもしれません。
例えばお見合い開始数分で話し合いが決裂したり、デートをしてすぐに相手の受け入れられないところを見てしまったりといったケースです。
これからも関係を続けたい相手なら些細な部分にも気を抜かず話し合うのが望ましいですが、今後会う予定がないのであれば複雑なことは考えなくても問題ありません。
かといって不快になる部分に対して怒りを表しても解散するまでその場の空気が悪くなりますし、もう会わない相手に大きなエネルギーを使うのは勿体ないです。
一時しのぎをしたいだけなら、怒りを表すのではなく全く別のことを考えるのがオススメです。
考える内容は今日の夕飯のメニューでも、次に会う異性へのアプローチ方法でも構いません。
今ではなく未来を考えることによって時間を少しでも有効活用できますし、怒りを抱いたままでいるよりも自分が楽になるからです。
ただしそればかり考えてお相手の方への対応が上の空になっては失礼ですから、その場を切り抜ける努力はした方がいいでしょう。
まとめ

以上、怒りは自分を不利にする! 婚活でのアンガーマネジメントの必要性と感情をコントロールする方法とは? の内容でお送りしました。
怒りは婚活ではマイナスの方向に作用することはあっても、プラスになることは殆どありません。
習慣的に怒る癖がある方は成功も遠のきやすいので、いかにご自分の怒りをコントロールし付き合っていくかがカギとなります。
過去の恋愛では感情的に相手を叱りつけることが多かった、価値観が異なる相手にはチクリと一言言わないと気が済まないなど、感情に振り回されることが多い方は本ページを参考にご自分の感情との向き合い方を考えてみてはいかがでしょうか。