
婚活で出会った異性を親に紹介しようと思って話をしたら「信用できない」一辺倒で心が折れた、恋人を親に紹介するなり拒絶の態度を取られたことがある……とお悩みになったことがある方もいるのではないでしょうか。
目次
相手のことが信用できない
相手のことが信用できない、という結婚反対理由はよく見られるものです。
婚活当事者からすれば交際相手は気心の知れた仲ですが、家族から見ると交際相手はよくわからない他人でしかありません。
そして親世代以上の方となると、職場や学校など実生活圏内以外の出会いには否定的な方が多い傾向にあります。
マッチングアプリやSNSは勿論のこと、信頼性の高い結婚相談所を介した出会いですら怪しいと考える人もいます。
不信感を原因に反対される時は、短期間に強引に説得を試みても心を開いてもらえる望みは薄いでしょう。
少しずつお相手の方について話をしてみたり、家族が忙しくない時期を狙って2人で何度か顔合わせに行ったりして地道に信頼関係を築いていくのがオススメです。
特に理由はないが相手のことが好きになれない
婚活当事者同士でもお見合いで「なんとなく好きになれない」と感じることがあると思われます。
婚活は人同士の相性も影響しますから、それと同じように家族が交際相手に対して理由がなくても好きになれないと感じることもあります。
顔合わせをしてからこうした理由で反対された場合は、お相手の方のどこに違和感を覚えたのかを聞いてみるといいでしょう。
ご家族は知らない人を家に連れて来られたことで、気持ちの整理がつかずにこのように言ってしまうこともあります。
実際に難点があれば言語化してもらうと対策も立てやすくなりますし、雰囲気的な相性の部分でしたら顔合わせの回数を重ねることで打ち解けられる場合もあります。
初めての顔合わせで「なんとなく好きではない」と言われないためには、ご家族の方の好みに沿った外見や振る舞いに整えておくことで悪印象を回避できる可能性があります。
ファッションや仕草、表情、話し方などは第一印象に大きく影響する部分なので、ご家族の方に受け入れてもらえそうなものをお相手の方に事前に教えてあげるといいでしょう。
経済的に苦しさが予想されるため
ご家族の方は婚活面において人生の先輩であり、結婚の良いところも悪いところも把握しています。
そのため「経済的に不安がある」という理由での結婚反対はよく見られるものです。
現実的に考えると、お金がなく愛のみで結婚生活を送るためには夫婦ともかなりの努力と我慢が必要になります。
もしご家族が結婚後お金に困った経験があるのであれば、このアドバイスは尚のこと真実味を帯びるでしょう。
自分の子供に不幸になってほしいと思う親は基本的にはいませんので、お相手の方の収入や学歴が低い、非正規雇用形態、奨学金を含む借金ありなどの場合はお金を理由に結婚反対されやすいです。
どうしてもそのお相手の方と結婚したいのであれば、借金返済の計画や今後の人生計画、資格取得目標、金銭面の弱点をカバーできる大きな魅力などの方向からご家族を説得し安心してもらうことが大切です。
一方、ご家族の方の意見を聞くうちにやはりお相手の方との結婚は現実的ではないという判断に気持ちが傾くこともあるかもしれません。
その場合はお相手の方と話し合い、将来設計に破綻がないかを今一度よく確認してから今後の交際について考えてみてください。
宗教や価値観の違いが明確
人にはそれぞれ、長い年月をかけて築き上げてきた価値観や宗教観があります。
特にご家族が自分なりの強い考え方を持っている場合は、お相手の方の宗教や価値観の違いをすんなりと受け入れることは難しいでしょう。
ご家族とは異なる仕事のキャリアを積んでいたり、結婚への価値観などが異なっていたりすることは結婚反対理由としても比較的よく挙げられるものです。
宗教は無宗教でこだわりがない方の場合はそこまで深刻ではありませんが、特定の宗教を信じている場合はかなり強い反発をされるおそれもあります。
お相手の方とどうしても結婚をしたいのであれば、宗教観を見直す、お互いの家族・婚活当事者に対して信仰や活動を強制しない約束を取り決める、具体的な活動を休止するなどの対応が必要になってくることもあるでしょう。
それ以外の価値観については、家族の世代と婚活者の世代では考え方が大きく異なることも珍しいものではありません。
そのお相手の方と結婚を望むのであれば、価値観の違いが見えた時はお相手の方の価値観の背景をご家族の方に丁寧に説明し共感したポイントを伝える形で説得を試みましょう。
家柄の釣り合いが取れない
現在は自由恋愛の時代ではあるものの、家柄の良さに自負のある家庭の場合相手の家柄を気にすることがあります。
一方、お相手の方よりも家柄が低いとご家族が感じる場合は価値観や生活習慣などの不一致が多大に予想されるために反対することがあります。
どういった家柄かということの他には、お相手の方のご家族を含めた仕事、経済力、学歴、家族構成なども判断材料に含まれます。
結婚は最終的には当事者のみの問題ではあるものの、家同士の新たな繋がりができるため家族も無関係というわけにはいきません。
円満な結婚を望むのであれば、お相手の方の良さをご家族にわかってもらうように地道に説得をしたり、カジュアルな雰囲気でもいいのでご家族の元にお二人で行き話をして人柄を理解してもらうのがオススメです。
その際はお相手の方の長所が家族に伝わるようにサポートしたり、お相手の方と付き合って良かったと感じる具体例などを挙げたりすると説得力が高まります。
ですが、度々説得を試みても頑なに結婚を認めてもらえないケースも時にはあるかと思われます。
その時はご家族から離れてお相手の方の家庭に迎えられたいのか、ご家族の元に留まり納得してもらえる異性を新たに探したいのか、まず自分がどうしたいかを第一に考えましょう。
自分の子供はまだ未熟で結婚させたくないと思っている
婚活当事者は結婚を真剣に考える程度には十分に年齢を重ね、精神的にも成熟しています。
ところが親やご家族の中には例え大人になっても、自分の子供はいつまでも子供のように考えてしまう方もいます。
そのため子供が自立して家庭を持つとなると、急に物寂しさを覚えて結婚反対するのはよくあることです。
とりわけ実家住まいやご家族が子供に依存しているなど家族間の結びつきが強い場合は、反対される可能性が高いです。
このように反対されたら、年齢を見れば既に十分に大人であること、更に年齢を重ねたら結婚の機会を逃しやすくなること、(挙児希望の場合)年齢を重ねる度に妊娠可能性も低下していくこと、結婚生活に向けて貯金や家事スキル向上などの具体的な準備をしていることなどの面から説得を試みるといいでしょう。
それから10代や20代前半など、何事も経験不足で精神的にも成熟しきっていない若い年齢で結婚を希望しても反対されることが多いです。
その場合は反発をする前に、取り敢えずご家族の意見に耳を傾けましょう。
ご家族は結婚生活の先輩ですから、その助言には一定の信頼性があり聞いておくと役に立つことがあります。
話を聞き出せたら、その上で自分はどう思うのかをひとつひとつじっくり考えてみてください。
ご家族を説得するには時間がかかるケースもありますが、その間も特定のお相手の方との交際が続いていればその真剣さに考えを変えてくれることも期待できます。
反対された時に逆効果になる対応とは?
一般的には親・ご家族は長年育ててきた子供に強い愛着がありますので、結婚して遠い存在になってしまうことや子供の将来を考えると一度は反対するケースがよく見られます。
ここで最もやってはいけないのが、感情的に「この人と絶対に結婚する!」などと反発することです。
感情が先立つと話し合いをするのが難しくなり、お相手の方のことやこちらの気持ちをご家族に伝える機会を逃してしまうからです。
結婚を反対する気持ちの根底にあるのは、相手への不信感です。
それが払拭されなければ快諾は引き出せないので、少しずつでもいいので日頃から本命の方の情報はシェアしておくことをオススメします。
また、親やご家族の気持ちに寄り添わないのも反対感情を強めます。
ご家族は結婚の良し悪しがわかっている人生の先輩として、子供が危険を回避できるように善意から忠告や反対をしていることが多いです。
なのでその考えを理解しようとせずひたすら反発すると、ご家族はますます頑なになってしまうでしょう。
説得の際は「言っていることは理解できるけど現在はこうしたデータが出ている」「心配するのも無理はないけどその分慎重に相手選びをしてきた」などご家族の方の気持ちに寄り添うようなフレーズを活用するといいでしょう。
まとめ

以上、結婚を反対される! よくある反対理由とその心理、取るべき対策とは? の内容でお送りしました。
ご家族は親身にこちらのことを考えているからこそ、結婚にも一層慎重で反対しがちです。
その気持ちの根底には相手への不信感や将来の不安が隠れているので、それらを解消してあげられるようなアプローチを重ねるのが効果的です。
突然結婚を切り出されると驚きで受け入れ難く反対感情は強くなりがちなので、お相手の方が本命と感じたらその人のことについて早期からこまめに情報共有したり、家デートや短時間の軽い顔合わせなどカジュアルな場面からコミュニケーションを重ねていくなどの対策が有効です。